中学生不登校、飢える
こんにちは、ハルトマンです。
家に帰らず四六時中カードゲームに没頭する毎日、勝った負けたに溺れる毎日、そんな日々の中でもっとも大変だったのが食事事情でした。中学生の懐事情など高が知れているというもの、ラーメン一杯でも悩む有様でした。ある時期には財布の中身は1円だけになっていた時もありました。今回はその時のことを思い出してみようと思います。
アルバイトもできない中学生不登校がどうやって日銭を稼ぐのでしょうか。人が集まっている場所には自然と需要と供給が成り立ってきます。それはカードでも食事でも生活でもそうです。発生している需要に注目するとある層が際立っているのがわかりました。
大学生たちです。彼らは常に暇と小銭を持て余していました。そこで私は彼らに向けてカードを売り出しました。トレードは市場を知って、相場を覚えて、専門用語を覚えて、誰が市場で支配的か被支配的立場かを知らなければなりません。しかし別の土地から大学進学で引っ越してきた彼らはその情報を持っていません。そこで私は彼らと市場の間に入って中間業者を始めました。幸い私も自由な時間だけはいくらでもあったので最盛期は誰がどのカードを持っていて普段どのような相場を注目しているかを全て把握するまでになっていました。そうなるとカードショップで販売されている価格より安くカードが欲しいという大学生たちが私にメールを送ってくるようになりました。
この頃はまだスマートフォンが普及する前でネットオークションに参加するだけでも一定の障壁があった時代です。メール一本で安くカードが買えるなら良い、例えその価格が中間マージン込みの価格であったとしても店舗価格より安ければ良い。それが彼らの思考でした。私は友達とこの商売を重点的に広げていきました。結果としては私よりその友達の方が商いに向いており私は二番手三番手の立場でしたがとりあえず空腹からは脱出することができました。
私はこの商売では得た現金より連絡先と信用の方が重要だったと考えております。カードゲームをやっているプレイヤーのコミュニュティーは常に雑多な環境が続いておりました。治安も決して良いとは言えず時たま盗みの話が聞こえてくるくらいでした。その中で得た信用は現金より価値あるもので引っ越しの手伝いや店のカード仕分け作業など小さい仕事を貰えるようになりマクドナルドで食べるくらいは困らないようになりました。
たまに警察署からの電話も頂くことがあったように記憶しております。
母親が捜索願いを出すと程よく呆れた声の少年課の担当者様からお電話を頂戴し今どこにいるのか、何をしているのか、何故帰らないのかなどを聞かれますがこちらとしても慣れた事でございましていつも決まった受け答えをしていたような気がします。
家に帰らず四六時中カードゲームに没頭する毎日、勝った負けたに溺れる毎日、そんな日々の中でもっとも大変だったのが食事事情でした。中学生の懐事情など高が知れているというもの、ラーメン一杯でも悩む有様でした。ある時期には財布の中身は1円だけになっていた時もありました。今回はその時のことを思い出してみようと思います。
アルバイトもできない中学生不登校がどうやって日銭を稼ぐのでしょうか。人が集まっている場所には自然と需要と供給が成り立ってきます。それはカードでも食事でも生活でもそうです。発生している需要に注目するとある層が際立っているのがわかりました。
大学生たちです。彼らは常に暇と小銭を持て余していました。そこで私は彼らに向けてカードを売り出しました。トレードは市場を知って、相場を覚えて、専門用語を覚えて、誰が市場で支配的か被支配的立場かを知らなければなりません。しかし別の土地から大学進学で引っ越してきた彼らはその情報を持っていません。そこで私は彼らと市場の間に入って中間業者を始めました。幸い私も自由な時間だけはいくらでもあったので最盛期は誰がどのカードを持っていて普段どのような相場を注目しているかを全て把握するまでになっていました。そうなるとカードショップで販売されている価格より安くカードが欲しいという大学生たちが私にメールを送ってくるようになりました。
この頃はまだスマートフォンが普及する前でネットオークションに参加するだけでも一定の障壁があった時代です。メール一本で安くカードが買えるなら良い、例えその価格が中間マージン込みの価格であったとしても店舗価格より安ければ良い。それが彼らの思考でした。私は友達とこの商売を重点的に広げていきました。結果としては私よりその友達の方が商いに向いており私は二番手三番手の立場でしたがとりあえず空腹からは脱出することができました。
私はこの商売では得た現金より連絡先と信用の方が重要だったと考えております。カードゲームをやっているプレイヤーのコミュニュティーは常に雑多な環境が続いておりました。治安も決して良いとは言えず時たま盗みの話が聞こえてくるくらいでした。その中で得た信用は現金より価値あるもので引っ越しの手伝いや店のカード仕分け作業など小さい仕事を貰えるようになりマクドナルドで食べるくらいは困らないようになりました。
たまに警察署からの電話も頂くことがあったように記憶しております。
母親が捜索願いを出すと程よく呆れた声の少年課の担当者様からお電話を頂戴し今どこにいるのか、何をしているのか、何故帰らないのかなどを聞かれますがこちらとしても慣れた事でございましていつも決まった受け答えをしていたような気がします。
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