前略、オフクロ様

 「前略、オフクロ様。晴れて私は高校へ入学できました。

 一日も早く学校というものに慣れて健やかな学園生活を送りたいと思います。」

 魁‼︎クロマティ高校第1巻より一部抜粋。


 こんにちは、ハルトマンです。

 皆様はクロマティ高校を読んだことがありますでしょうか。私は実写版が好きでした。ゲーム版は辛かったです。さて、本題に入りますと私が入学した高校は週の登校日が二日と自由登校日が一日、メカ沢とフレディとゴリラがいないだけの高校でした。馬はいました。

 入学式の日まではまともだったと思います。カトリック系の通信制高校でとても厳かに入学式が執り行われ、司祭様がいらしていたりしました。

 何かこう気に食わない。自分自身の信仰にないことで祝福されたところでストレスでしかない。ということで入学式から消えました。使ったのはいつもの手です。皆が起立して式に集中している時に堂々と出て行きました。どうやら誰一人気づかなかったらしく式が終わって名簿確認中に私がいないことに気づいて私を探し回ったようです。多分その時私は高校の自販機でコーヒーを買って一服していたと思います。


 さて、授業初日。開幕から私がご厄介をかけ、まさか私以上の阿呆はいないだろうと思っていたのでしたがこれは完全に私の失点でした。いました。私以上のアホが、それもクラスの8割。

 最初の授業から生徒から教師に対して煽りが入る、何かあるたびに入る。国語の先生は若干涙目になり、化学の教師はいじめられた子供みたいな目をして出て行きました。次の日、副校長先生からシメが入りその後1時間だけ平静が保たれたようですがすぐ元どおりになったそうです。私は眠かったので行きませんでした。

 その後2ヶ月でクラスからごそっと人がいなくなりました。男子は喧嘩、喫煙、無免、その他で停学または退学になり、女子は登校拒否、妊娠、その他でいなくなり、残ったのは20名にも満たない精鋭集団。しかし授業の崩壊は食い止めることができずついには授業のノリが変わりました。

 喋るならば、いっそ喋らせる授業にしてしまえ。多分当時の教員の方はこう考えたのかも知れません。片っ端から質問を求め、それに片っ端から答え、話を振り、話を振られのマイケル・サンデル方式の授業に変わったのです。大人しく板書を写すなんてそんなぬるい世界ではありません、常に誰かが話しているのです。授業についても友達のことについても授業中どこかで常に話しているのです。


 こうして、私の高校生活が始まりました。

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