中学生不登校にとっての中学校

 こんにちは、ハルトマンです。

 当時の私にとって中学校とはなんだったのか。正直申しましてとても希薄な存在でした。部活もテストも私には関わりのないことでしかなく、小学校時代のように保健室も課外学習も関わりませんでした。どこまでいっても定型世界でしかなく、ただ退屈が降り積もる場所でした。

 私にとって中学校とは外でした。日銭を求めて一日中歩き回り、強い相手面白い相手を求めてカードゲームを振り回し、朝も夜も関係なくどこかで誰かと喋っていました。体系的なことはなくただ商いの腕、カードゲームの腕、個人の能力が最大限発揮される自由な場が私の中学校でした。

 麻雀で大負けしても相場読みを失敗して向こう数日分の食費が無くなった時も楽しかった。電車代が無くなって夜道を歩き続けたことも、自転車移動で膝を悪くしたのもこの頃でしたがとても楽しかったです。

 様々な行政の支援を受けましたが私が学校へ行こうという気持ちにはなりませんでした。私は中学校という世界を知りませんでしたが外の世界を知ることができました。比較することはできませんが一度既に枠から外れてしまった身に合うのは枠のない世界でした。当然枠のない世界は枠に守られることはありません。危ないことも沢山ありましたが友達と幸運に助けられました。

 この時代で最大の失敗は自分の障害や病気を詳しく知ろうとせずただその日を燃料のように燃やしていたことでしょうか。あの時に問い詰め障害や病気の詳細を知りこの使い勝手の悪い頭や体の使い方を勉強しておけば良かったと後悔しております。


 小学生時代より短い中学生時代、私にとって多くの時間を外で過ごした時間でした。卒業式も出ずただその日も外で何かをしていたはずです。

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