ザルに本が置いてあった
こんにちは、ハルトマンです。
学校とは文化的な装置である以上、本棚は万人に開かれ蔵書は万人が求めるものでなければなりません。だからって管理くらいしろよ。
ある日のこと、授業も終わり缶コーヒー片手に一息ついていると以前私をキルト委員会に誘ってきた教員がポツリ、
「図書委員会の人が足りない」
とぼやいて来ました。
この時私の思考はめんどくさい半分、放出書籍転売すれば小遣い稼ぎくらいにはなるか半分でしたか何はともあれ仕事があれば何か稼ぎがあると思い図書委員会にも関わってみることにしました。
委員は私を入れ5名、同期の意識高いの一人、それのお付き一人、よく教育されたオラオラ系ヤンキー2名、私。これ本当に図書委員会かと首を傾げながら委員会活動に出席すると開幕ヤンキー2名は帰宅、意識高いのは典型的な仕事が理解できないタイプでお付きとずっと話している。蔵書リストはあるかと担当教員に確認したところ古いノートパソコンに格納されているとのことでそれを確認しながら本棚と照らし合わせてみると不思議なことが分かりました。蔵書リストにある値段の付く本が片っ端から消えている。
どうやら定期的な蔵書確認をしておらず、貸出実績記録すらないとの事。ズブの素人だった私でもわかる。これはダメだ。とりあえず下手に仕事が増えないよう1ヶ月がかりで問題になりそうな案件を先に見つけて片端からもみ消し書面上は健全な運営体制に作り変え使い物になりそうな2名に現在の蔵書のリストがない(ある)と知らせ急かし新しく蔵書リストの作成から取り掛かることに。この仕事は都合夏まで続きましたがなんとかもみ消しの痕跡は無くなりました。
次に出来上がったリストを教員に見せ今現状の蔵書はこの通り、このような歯抜けではどうしようもないのでせめて購入リクエストを募ってみては如何でしょうかと上申して拡充の決定を頂きました。歯抜けの原因は分からないと寄贈本だからではを繰り返しなんとか追求を逃れることに成功しました。もし真相が露見したら図書室そのものが解体される事になったでしょう。
こうして私はキルト委員会と図書委員の二つを掛け持ちする事になりました。当時、両方で相当な汚れ役やったから学校卒業できたのだろうと思っています。でなければあの名前を書いただけの答案で点数が付くはずがありませんから。
学校とは文化的な装置である以上、本棚は万人に開かれ蔵書は万人が求めるものでなければなりません。だからって管理くらいしろよ。
ある日のこと、授業も終わり缶コーヒー片手に一息ついていると以前私をキルト委員会に誘ってきた教員がポツリ、
「図書委員会の人が足りない」
とぼやいて来ました。
この時私の思考はめんどくさい半分、放出書籍転売すれば小遣い稼ぎくらいにはなるか半分でしたか何はともあれ仕事があれば何か稼ぎがあると思い図書委員会にも関わってみることにしました。
委員は私を入れ5名、同期の意識高いの一人、それのお付き一人、よく教育されたオラオラ系ヤンキー2名、私。これ本当に図書委員会かと首を傾げながら委員会活動に出席すると開幕ヤンキー2名は帰宅、意識高いのは典型的な仕事が理解できないタイプでお付きとずっと話している。蔵書リストはあるかと担当教員に確認したところ古いノートパソコンに格納されているとのことでそれを確認しながら本棚と照らし合わせてみると不思議なことが分かりました。蔵書リストにある値段の付く本が片っ端から消えている。
どうやら定期的な蔵書確認をしておらず、貸出実績記録すらないとの事。ズブの素人だった私でもわかる。これはダメだ。とりあえず下手に仕事が増えないよう1ヶ月がかりで問題になりそうな案件を先に見つけて片端からもみ消し書面上は健全な運営体制に作り変え使い物になりそうな2名に現在の蔵書のリストがない(ある)と知らせ急かし新しく蔵書リストの作成から取り掛かることに。この仕事は都合夏まで続きましたがなんとかもみ消しの痕跡は無くなりました。
次に出来上がったリストを教員に見せ今現状の蔵書はこの通り、このような歯抜けではどうしようもないのでせめて購入リクエストを募ってみては如何でしょうかと上申して拡充の決定を頂きました。歯抜けの原因は分からないと寄贈本だからではを繰り返しなんとか追求を逃れることに成功しました。もし真相が露見したら図書室そのものが解体される事になったでしょう。
こうして私はキルト委員会と図書委員の二つを掛け持ちする事になりました。当時、両方で相当な汚れ役やったから学校卒業できたのだろうと思っています。でなければあの名前を書いただけの答案で点数が付くはずがありませんから。
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